常設展|主な展示作品紹介

キリストの受難:復活
1951年
油彩、カンヴァス
キリストの受難:笞刑
1951年
油彩、カンヴァス 
この二点は、1952年に《キリストの磔刑》(ガルニエ画廊所蔵)とともに、「受難」展(ドルーアン・ダヴィッド画廊)において発表した作品です。ビュフェは、縦2m×横5mの大キャンバスに、強靭な直線とモノクロームの色調によってキリストを描写しました。抑制された表現は、鑑賞者の内面をゆさぶり、この悲劇への感情移入の扉を開きます。様式的に高い完成度を示し、精神的には深い悲しみを内包しており、画家の静かな情熱と敬虔な信仰心が伝わってきます。批評家賞受賞によって注目を浴びた3年後、23歳のときの意欲作であり、ビュフェ芸術の頂点と評されています。